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ごま&ごま油 豆知識|ごま特有の注目の成分「ごまリグナン」の働きとは?

ごまのパワー

小さなごまの不思議な力

  ごまは、アフリカのサバンナ原産の一年草で、主にその種子を食用としています。
 種子の色は表皮に含まれている色素によって変わり、白・黒・金・茶ごまなどに区別されていますが、色による栄養成分の違いはほとんどありません。白ごまは食品用・搾油用に、黒・金ごまは主に食品用に、茶ごまは主に搾油用に使われています。

 種子から搾油して得られる「胡麻油」は、種子を煎ってから搾り独特の色と香りを引き出した「焙煎胡麻油」と生のままの種子を搾った無色・無臭の「生絞り胡麻油」があり、そのいずれもが揚げ物・炒め物・ドレッシング等様々な料理に使われています。食用以外では、オイルマッサージ・化粧用クリームなどにも使われています。

  ごまの栽培の歴史は古く、ナイル川流域では紀元前3,000年以上前から栽培されていたようです。種子からは当時、非常に貴重であった食用油および灯油(灯明油)をとり、また精力のつく食品として重用されていたことがエジプトの記録に残されていることから、最古の栽培油糧植物と考えられています。

 
 

 また、インドで数千年の歴史を持つ予防医学のアーユルヴェーダで医術に用いられたり、中国・後漢時代(前三世紀頃)にまとめられた「神農本草経」においては延命薬とされています。

  このように昔から健康によいと言われているごまには、体内では合成できない必須脂肪酸や必須アミノ酸、ミネラル類、ビタミン類が含まれています。
 また、近年の研究によって老化や成人病を予防したり、肝臓の機能を活性化させる等の働きを持つごま特有の成分(ごまリグナン)が含まれることが判ってきました。


 小さなごまの不思議な力
 ごまの栄養
 ごまリグナンの働き
 ごまの食品機能